喪中とお歳暮

お歳暮

よくこんな質問をいただくことがあります。

喪中で、お歳暮を送ってもよいものなのでしょうか?

難しいお話ではないので、肩の力を抜いて気楽に進めましょうね。

結論から言ってしまいますと、

「送っても、送られても儀礼上は問題ありません」

というのが答えです。

贈り物ですから、四十九日の前だとか後だとかいうことも気にすることはないのです。

わかりやすいようにちょっと極端な例を挙げてしまいますが
お世話になった方にお礼を送ることに、喪中ということが関係あるかどうかということです。
「お礼」と「喪中」に殆ど関係はありませんよね。

基本的にお歳暮を贈っても、失礼に当たるということはないのです。

ただ、もし送る相手が親しい方を亡くして気落ちしているようでしたり、
四十九日を過ぎていない段階で落ち着いていないようであるならば
気持ちを考えて時期をずらしてあげるのが、「優しさ」かもしれません。
時期をずらすとお歳暮ではなくなってしまいますので、「寒中見舞い」として送りましょう。

僕としてはこういう考え方でよいと思います。
ただ、もうひとつ説があるので、そちらもご説明しておきましょう。

それは、「死」を「穢れ」と捉える考え方です。
その場合、四十九日以内は「穢れた」状態なので、四十九日をまだ過ぎていない穢れた者から贈り物をすれば
それは相手に穢れを贈ることになってしまうので、送らないほうがよいとされています。
マナー本などにも、この考え方に基づくものがあり、時期をずらして送ることが提案されていますね。

こんなふうに、きちんとルールが決まっているかと思いきや
2つの説があって、そのどちらが正しいとも言えないというお話が
世の中には案外たくさんあるものです。
そのために、一般的な人にはどんどんわかりにくくなってしまいます。
不便といえば不便なことですね。

結局、どちらかの価値観を選ばなければならないのであれば、
僕は「穢れではないので、お歳暮は問題ありません」という考え方を選びたいと思います。
とてもシンプルですし、わかりやすいと思います。

ただ、大企業などなどにお勤めでしたら、こういったことにも昔からのこだわりを持つ人がいるかもしれません。
そのような方に贈るような場合は、上のことも少し考慮したほうがいいかもしれませんね。

個人的にでしたら、あなたはどちらの考え方を選びますか?