葬儀社の選び方

よい葬儀屋さんの見分け方

葬儀の仕事で大変な部分は実はハード(物)よりもソフト(人)の部分、物の販売やレンタルの部分は、それほど大変なことではありません。仕入れて値段をつけて売る、それだけで終わります。
葬儀社の核とも言える部分はソフト(人)なのです。
例えば、道具は同じでも、置き方や飾り方一つで印象は変わります。どう手を加えたかなのです。
死とはどんな人にとってもデリケートなものであることは間違いありません。それだけに、関わる人間には人としての能力と覚悟が必要になってきます。見かけだけではなんの意味もありません。

よい葬儀屋さんを見分けるのは、決して簡単なことではありません。装飾におけるセンス、人の心をケアする能力などは、見掛けや数値で表されるものではありませんし
ましてや一度話した、一度会ったというだけで判断することもできません。
結局人柄やモラルといった言葉でしか表せない部分も多々あります。

お客さん自身の人を見る目というのも問題になってくるのです。

しかし、人には知識量の差というものもあり、それを見定めるはなかなか難しいでしょう。

参考までにお話すると、これは感覚的なことになるのですが、僕が知っている良い業者さんは、普段ユーモアいっぱいで面白い人というのが多い気がします。

常に商売、商売とお金に執着している人よりも気持ちに余裕があり、人というものをしっかり捉えているのでしょう。

葬儀のこと抜き、商売抜きで考えたとしてもまじめに付き合えるような

そして、少しのユーモアがあるぐらいの人を選ぶとよいでしょう。

一方、悪い葬儀屋さんを見分ける方法ですが

こちらは結構簡単です。「お客さんにではなく自分にだけメリットがあるよう仕向ける業者」は、当然よい業者とは言えません。遺族には「よいお葬式をする権利」があるのに、それを守るどころか奪うような業者です。
悪い業者で見られやすい傾向というのがあり、それさえ押さえて注意しておけば、判断はた易いでしょう。

※?悪い業者のやりがちなこと

1、きちんと見積もりを提示せず、最終的な段階になってから非常識な金額を出す。

⇒見積もりは必ず事前に出して貰いましょう。お客さんはお金について小まめに確認できる状態を作ってもらう権利があります。

2、質問しても、答えてくれない。答えられない。

⇒悪い業者は自分の懐の心配ばかりしています。ですから、日々勉強するといったお客様の為の努力をすることがありません。業者として一定の知識がないのは致命的なのです。

3、言葉が丁寧すぎて、違和感があるほど。

⇒言葉遣いが丁寧なのはよいことですが、違和感があるほどであれば疑いましょう。その言葉の裏には、見せたくない何かがあるのかもしれません。

4、店舗を持たない

⇒悪い評判を持つ業者は利権に絡めず、店舗なども持てません。頻繁に社名を変たり、場所を転々としている可能性があります。
その土地で一定の歴史があるということは、一定の評価もあるということなのです。

5、話が上手く押しが強い

⇒なんだか業者の都合のよいほうに持っていかれるような感覚のある会話に注意しましょう。もし誠実に営業している業者であれば、話が上手くなる必要も、押しが強い必要もないのです。

もし万が一、「この葬儀社はまずいかもしれない」と思ったら、その業者から物品の提供を受ける前に断って、他の葬儀社に切り替えましょう。

口コミでよい評判がない業者は、警察や病院など利権の絡むところにいる可能性もあります。利権をバックにお客さんを安心させるという寸法です。

いくら安心できるところからの紹介だからといって、安易に選ばないでください。

紹介してくれた大きなところが責任も持ってくれるかというと、そうではないのです。「うちは紹介しただけだから‥」というだけでしょう。

うまく葬儀社が見つからないからそこに頼んでしまおう、と思う必要もありません。

ご遺体が傷んでしまわないかという心配があるかもしれませんが、車での搬送と、保冷のためのドライアイスだけ手配してください。

それから葬儀社にお願いしても、十分間に合うのです。

大した説明もなくドライアイス以外の物品の提供を受けると、それに漬け込んで高額な請求をしてくる業者もいますから、注意しましょう。必要なものだけでよいのです。

老婆心ながら、この葬祭業界についてご説明させていただきました。ほんの少しの知識と注意があれば、それはよいお葬式をあげる手助けとなります。1人でも多くの人が良いお葬式をあげられるよう、参考にしていただければと思います。