お葬式のお手伝いの人の仕事

挨拶

お葬式は全てを葬儀屋に任せるだけでは成立しません。必ずお葬式をお手伝いする係の方が必要です。また、係の方には十分に仕事を理解し協力していただかなくてはなりません。
必要な係の仕事内容と大事なポイントからご説明しましょう。

お葬式で必ず必要な係

受付係

葬儀に来てくださった方を受付する係です。「ご会葬ありがとうございます」ご挨拶したら、「こちらにご記帳ください」とお名前を書くようお願いします。お香典を受け取り、会葬御礼品の引き換え券を渡すといったことも行います。受付に顔の良く知られている人がいれば、来やすくなる会葬者も増えるでしょう。また社葬の場合には、役員や他社の方など特別に待遇すべき方々をすぐに判断し、対応できるようにしなくてはなりません。

会計係

お金に関わることですので、できれば責任の持てる親戚の人にお願いするほうが安心できるでしょう。いただいたお香典の名前や金額を香典帳に転記する、お金を集計するなどの仕事をします。

返礼品係

お焼香を終えた会葬者に返礼品を渡す係です。会葬者の中には、渡したはずの引き換え券を紛失する方やお預かりしたお香典についての申告がない方もいます。それらの確認ができるよう一人一人にしっかりと声をかけ、問題があればひとつずつしっかり解決していきましょう。柔軟に対応することが重要となります。また、返礼品を渡す方法はその葬儀ごとに決められたルールがあります。お香典をいただいた人にだけお返しとして渡す、会葬者の全てに渡すなどの決め事を確認しましょう。ご夫婦の場合にはどう渡すかなど、細かい確認も先に行っておくとスムーズになります。ご家族の意思に従いつつ、柔軟な対応が不可欠です。

可能であれば用意したい係

道案内

服装などで判断して、会葬者と思われる人が来たら声をかけます。ご挨拶をしたら会場までの道をお伝えしてください。目印、だいたいの距離を含め、わかりやすい案内説明の台詞を考えておきましょう。
案内の方は開式40分を目安に戻りましょう。おそらくそれ以降にいらっしゃる方はいないと思います。

料理・配膳係

昔と異なり現在はもうお店の方が配膳してくださる場合がほとんどですが、ここでもお手伝いをする気持ちを大切にしましょう。白い割烹着、エプロンを用意すると喪服でもしっかりとお手伝いすることができます。責任者の方は、食事が足りなくなった場合には追加するのか、追加するのであればどのようにするか、子供の席についてなど、発生しうる問題に対しての対応策をご家族に確認しておきましょう。

車両係

駐車場で車を誘導し、きちんと駐車していただくように指示する係です。最大で何台駐車できるのか、駐車できる車の大きさなども知っておきましょう。お寺さんの車を止めるスペースは先に確保するようにしましょう。

写真係

可能な限りたくさん撮影していただければと思います。
式の進行の邪魔にならないよう気をつければ、どういった場所を撮影しても構いません。

以下の風景を撮影のポイントとして重点的に撮るとよいでしょう。
通夜着席風景 導師入退場 喪主焼香 焼香風景
告別式着席風景 導師入退場 喪主焼香 焼香風景
祭壇 生花名札 式場外観 メイン看板 門提灯お別れ 挨拶 出棺など。

留守番

何事もなければ一番です。葬儀に関する問い合わせの電話なども入るかもしれません。戸締りに気をつけて、葬儀場から帰った方々に出すお茶の用意もしておきましょう。

手荷物係

焼香の時に両手を使えるよう、一瞬手荷物預かる係です。荷物は焼香を終えたらすぐにお返します。
最近の傾向としては、荷物についてはあくまでも会葬者自身の自己管理で、焼香の時だけ預けるという形が多いようです。一瞬であっても荷物を忘れないよう、預けた方も預かった方も注意しましょう。

お清めご案内係

会葬者をお清め所にご案内する係です。会葬者全員にまんべんなく声を掛けるようにしてください。

最後に、こんなお手伝いにならないようにしたいという例です。

Q,自分の会社のことだけしか頭にないお手伝い
A,葬儀全体のお手伝いだということを意識して、所属する会社は関係なく接しましょう。

Q,主導権が分散してしまっているお手伝い
A,混乱しないよう、意見をひとつにまとめて全体を見て動くようにしましょう。

Q,テントが足りないというお手伝い
A,お金の関係もありますので、すぐにテントを増やすことはできません。

Q,ひとつの係に大勢集中してしまっているお手伝い
A,係は多すぎてもしっかりとした仕事ができません、他の係で人が不足していませんか?

Q,弔電を読み続けるお手伝い
A,あくまでも一部のご紹介に留めましょう。そこにいる会葬者の方々に配慮しましょう。

Q,自分の分の料理の確保に必死なお手伝い
A、他の葬儀社については存じませんが、佐藤葬祭は不足がないよう追加手配も致します。順次提供していただいても心配ありません。

Q,受付を所属や関係によって別にしたがるお手伝い
A,受付のスペースにも限界がありますのでほどほどに分けてください。

Q,自分の意見だけを通そうとするお手伝い
A,もう大人ですから、協力的にやっていきましょう。主役はどなたなのか考えましょう。

葬儀における係や仕事の配分が具体的に見えてきたでしょうか。
場所によってやりかたが異なることもあります。柔軟に対応すること、全体を見て判断することが大切です。
こうだからこうとパターンできっちり決めてしまうより、大まかなとりきめをして後は状況で対応を変えるように心がけましょう。想定していなかったことが起きたときにも冷静に行動することができます。