生花の順番の決め方

祭壇の脇に並べられるのは、かごに入った生花です。いろいろな人からいただいたものや、親戚や自分たちが注文したものが
置かれるわけですが、その置き方、並べ方、名前の出し方にもさまざまな方法があります。
何も知らないと混乱しがちですが、実はこれにも基本的な決まりがあり、きちんと理解さえすれば難しいことではないのです。

何が基本かをご説明しましょう。

祭壇脇の生花の種類

籠花で装飾する場合

メリット
スロープと比較すれば単価は安くなります。

デメリット
名札を差しますので、順番を決める必要が出てきます。また、名札のために花は少し隠れてしまいます。

生花スロープを切る場合

メリット
「芳名版」で名前を出します。そのためお花は隠れません。順番が決めやすい上変更もしやすいです。

デメリット
単価は高めになります。

これが「芳名版」というものです。

花祭壇や花の数が増えそうな場合には、花かごの予算をスロープに当てたほうがその後の追加や変更などの対応がしやすくなるでしょう。
ただし、30未満のお花の場合には、スロープではなく花かごのほうが金銭的にも無理がないと思います。

もちろん場合によりますので、担当の方とよく相談して決めるようにしましょう。

さて、難しく感じられる生花の順番及び置き方ですが、僕から言えるのは
「名前の書き方や置き方に、絶対的な決まりは存在しません」
ということなのです。

一般的に選択しやすい、選択されやすい方法というのはもちろんあります。しかし、別の方法を選んでも間違いだということはありませんし、恥ずかしいことでもないのです。

生花を置くという習慣ができたのは今から30年から40年前のことです。それ以前には「蓮華」という紙製の花を脇に置き、生花は2つから多くても6つが置かれる程度だったとされています。
一定の決まりはあっても、歴史的に見れば30年という浅いものですので、根拠のある理由や伝統というのがないのです。

順番については一定のルールに従うようにしています。以下をご参照ください。

重視する場所は右上から順番に1,2,3

関係の繋がりの深さで順番付けをします。そしてまず右上内側から始まります。そして次は左上内側です。左右の外に向かって数え、下の段に移り、また右の内側から始まります。何故か右から始まるのは不思議なところですが、僕は「右大臣と左大臣であれば右大臣のほうが上位。日本では左よりも右の位置のほうが偉いということになるんだ」と教えられました。

生花の数が不足する場合には、身内の人にお花を出していただきます。その場合の名前ですが、これも特に決まりはありません。一般的には以下のような名前を使用することが多くなります。

葬儀のときによく使う札の名前
喪主/喪主+個人名
親戚一同/子供一同/孫一同/甥姪一同/○○家一同/兄弟一同/友人一同

もしもっとお花を増やしたい場合には、花の札を一つずつではなく、一対(二個)にするなどして対応するようにしています。