家族葬・密葬について

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密葬とは何か。最も簡潔に言ってしまえば、

「人数を制限したお葬式」となります。

葬儀に呼ぶ人を制限する、葬儀を知らせる人を制限する、そういった制限のあるお葬式のことなのです。

人によっては「本来、『本葬』があるのに対して『密葬』と言う」と説明するかもしれませんが、気にしなくても大丈夫です。一般的な意味、普通によく使われる意味は、あくまでも「制限のある葬儀」のことです。

ですから、密葬であることを伝えられたのなら、基本的にはお葬式に参列しないほうが好ましいということになります。
(本当のところを言えば、密葬であるのなら密葬であること自体も伝えてもらわないほうがありがたいかもしれませんが、やはりそうもいかない事情がいろいろとあります。大人としての配慮をするようにしましょう。)

もし「身内だけで営みます」と親族の方に言われたならば、無理に参列しようとせずその通りにしていただくのが一番の優しさでしょう。


この他にも、密葬になった場合に他の特殊な希望が組み合わせていることがあります。

・密葬+お香典辞退
「お香典もいりません、持ってきていただきましてもお受け取りできませんので悪しからず」という意味です

・密葬+供花辞退
「お花も受け取れません、気を付けてください」という意味です

・式はしないです
「火葬のみ行います」ということです。御通夜や告別式も行われません。
お通夜だけでも出席したいと言うのはご迷惑となります。やめておきましょう。


近年密葬が増えている理由は
以下のようなメリットを踏まえてのことです。

1、返礼品・食事代などの葬儀における接待費を小さくすることができます。
2、それに伴い、小さな式場でも葬儀を行うことが可能になります。
3、親族10人程度であれば、他に会場を用意しない自宅葬なども可能です。
4.家族だけで送るのですから準備や接待も少なく、ゆっくりとお別れすることができます。


このような理由から、密葬を選ぶ方は増えているのです。

しかしメリットだけではなくデメリットを被る危険性も挙げられます。

1、密葬をしたために「せめてお線香をあげさせてください」という人が入れ替わり立ち代り自宅にやってきて
その後の日常生活に支障が出るほどになってしまった。
2、本人だけが知っていて他の家族は知らなかった友人がいて、お別れの場に立ち合わせてあげることができなかった。家族の知らない仲間や繋がりというものもあるのです。
3、お香典を渡したことのある方に、「そちらからはいただいているのに」と気遣いをさせることになってしまった。
4、親戚によい顔をされなかった。


メリットもありますが、それ以上にデメリットが大きくなることも考えられます。十分に考慮した上で、密葬という選択肢を取るか取らないかを決めましょう。後悔のないようよく話し合うことが大切です。選ぶことができるのは、亡くなった方ではなく残された方々なのですから。


その他の手順、決まりごとについて
人数が限られるのが密葬であり、それ以外については制限もなく通常の葬儀と殆ど同じです。参加するにもお手伝いをするにも、わからないことがあればどなたかに確認してから行うようにしましょう。多少手間ではありますが、ひとつずつ丁寧に確認していけば、間違えてしまったり大きな失敗をすることもありません。