葬儀紹介センターの謎?

謎

葬儀をしたい方に葬儀社を紹介するという商売があります。
その謳い文句としては、

「あなたのために優良な葬儀社を紹介します」

というものです。
一体何を言っているのだろう?
残念ながら僕からすればそんな感想しか持てません。
何を以ってして優秀ということになるのか。その内容については一切の説明がありません。内容がなく見栄えのよいだけの謳い文句をただ掲げているだけなのです。

その人にとって何がよかったのか適切だったのか。お葬式が終わってみなければわかることではないのです。そこには一人一人の価値観というものもあります。佐藤葬祭も万人に受ける葬儀屋ではないと思います。できる限りの努力をしたいと思っていますが、合う人、合わない人というのはどうしてもいるのです。

よいものを適切な価格で提供したい。僕は価格破壊などと言って安物をお客様に売りつけることはしたくないですし、どんな形の葬儀であっても丁寧に、可能な限りお客様に負担をかけない形で提供しているつもりです。

お話が反れて申し訳ありませんが、話題を元に戻すと

もしもの時に葬儀社を紹介してくれるという「葬儀社紹介業」というものがあります。独自の基準を持って葬儀社を判断し、優良な葬儀社紹介してくれるというわけです。どんな基準で葬儀社を選んでいるのでしょう?

その答えは、あくまでも紹介業者に紹介のバックマージン(どの程度の金額になるのかは存じ上げませんか)が入るところ、そしてその紹介を受けて葬儀を引き受けるところというだけです。
それは自分(紹介業者)達にとって都合よく優秀なだけなのです。

葬儀社の優良か否かは、本当にしっかりと審査しなければわかりません。実際の葬儀を最初から最後まで監視しないことには判断できないはずなのです。それだけではありません、お客様との打ち合わせで適切な説明を行っているかどうか、自分たちの利益に走ることなくお客様のことを考えているだろうか、請求額と見積り額に食い違いなどは発生していないか、お客さまにリスクについて説明し、それが小さくなるような段取りを提案しているだろうか?

優良と銘打っている限り、そのような細かな内容における審査が現実に行われていなければならないのです。
しかし、この業界の人間であれば、そういった審査を行うことが非現実的であることを簡単に理解できます。難しいことなのです。それなのに、優良な葬儀社を紹介しますと宣言する仲介業者は存在している。僕としてはとても残念な現状です。

葬儀社選びは、文字通り葬儀選び、それだけなのです。
自分に合った葬儀社を見つけるのはなかなか難しいことでしょう。ですが、最終的に選ぶのは葬儀をあげる方の自由であり、同時に責任でもあります。

紹介業者がどんな基準で葬儀社を選んでいるのかは疑問ですし
どう調べて判断した上であなたにとって適切であると言っているのかもわかりません。

本当に良い葬儀社を紹介してくれると言うのであれば、きちんとした基準の下でお客様と十分にお話し、お客様の納得の行く仲介をして欲しいものです。そうであれば、僕も「紹介されるいい葬儀社」として選ばれるよう努力しようと思います。

追伸。
僕が願うことは昔からずっと同じです。あなたにとって納得のいく葬儀社をあなた自身の目や耳を通じて判断し、選んで欲しいということです。結果、僕の葬儀社でなくとも構わないのです。これまで「葬儀社選びに失敗した」方々の悔し涙を見てきました。誰もそんな涙を流さなくても済むように、ただ僕は願い、そして自分のできる限りのことをするだけです。